印画紙のこだわり(現像の際に大切にしていること)


 

なつかし舍では、

撮影した「かけがえのない想い出のひととき」をずっとずっと永く美しく保つ為に、印画紙での印刷にこだわっています。


ほんの10年くらい前には写真プリント=印画紙が当たり前でした。

印画紙に印画された画像は紫外線や空気中のガスに強く、色の退色や汚れに強く、長期に渡って美しい画像を保ちます。
しかもこの技術は世界中で日本が持つ最も優れた技術であり、私達日本人は、世界一の素晴らしい「写真プリント」を当たり前のように手近に得ることができたのです。


ところが、パソコンとデジカメの普及によって生み出された「インクジェット」と「ホームプリント」により写真プリントの世界は大きく変わりました。

 

その為、残念なことですが、一生の記念に残したいと思うアルバムに「インクジェット」や「ホームプリント」が使われ、早いと1年(!)で退色などの劣化が見られる状況になってしまいました。


また、家庭で印刷する「ホームプリント」の普及で、現像所でプロが行っていた品質の高い写真が売れなくなり・・・携わる人、店、場所が激減してしまいました。

結果、印画紙でのプリントを頼める腕のたつお店も少なくなってしまい、なつかし舍でも遠方のお店に依頼しながらも、印画紙でのアルバム作成にこだわっているところです。

 

また台紙、アルバムでお渡しする写真については【印画紙】の上に保護膜になる【ラミネート】加工をしております。

これは表面に細かな凹凸が施されたフィルムで、この加工をすることによって水濡れ、手垢、口角泡の飛散などから写真を守りますし、紫外線による退色も押さえられます。

 

コストを抑えることをお客様への一番のサービスと考えれば、この行程も省略出来る部分かもしれませんが、お預かりしたご依頼主の方の大切な時間とお金を使って撮らせて頂いた「かけがえのない想い出のひととき」を永く美しく保つことを一番のサービスと考え、この行程を省かずに提供させて頂いております。

 

写真も日本が誇る文化の表現のひとつといえるかもしれません。

 

手頃なインクジェットでの印画と昔ながらのコスト高な印画紙による印画・・・どちらもそれぞれに凸と凹があります。

値段だけでなく、凸と凹をわかった上で使い分けて貰えれば・・・と思っています。

 

 

 大切なお写真、あなたはどのように残しますか??

 

 

 

 

 


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